猫は10歳を超えたあたりから高齢といわれ、老化による身体への影響が出始めます。
人間と違って見た目にはあまり変化が無いように見えますが、実は見抜けない様々な老化現象が起こっています。
これまで通りの生活では猫にとって不都合なことも起こるため、飼い主が年齢や状態に合わせたフォローを行なってあげなければなりません。
猫の老化のサインを知り、いち早く身体や行動の変化に気付いてあげられるようにしましょう。
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睡眠時間が増える

もともと1日のうちの睡眠時間が長い猫ですが、老化が進むにつれてさらに睡眠時間が長くなります。
ごはんとトイレ以外の時間は寝て過ごすようになり、寝ている間は深い眠りになることが多くなるため、若い頃のようにちょっとした物音で簡単には起きたりはしません。
老化により体力が少なくなるため、寝る事で体力温存&回復をしています。
よく寝ること自体は悪いことではないので、無理に起こして疲れさせたりストレスを与えないようにしましょう。
運動能力が低下する

グルーミングをしなくなる
老化によって体力が低下することで、グルーミングをする時間が少なくなっていきます。
グルーミングには様々な意味があり、本来は猫としても毎日長い時間をかけて行いたいものです。
グルーミングができないことで、毛艶が悪くなり、抜け毛も増えてしまうので、ブラッシングをしてあげるようにしましょう。
ブラッシングが気持ちよく好きな猫は多く、飼い主とのコミュニケーションにもなります。
高い場所に登らなくなる
上下運動が好きな猫ですが、キャットタワーや棚の上など、高い場所に上がることが少なくなります。
老化により筋力が衰え、ジャンプしたり高い場所に登る元気がなくなってしまいます。
キャットタワー、トイレ、猫がいつも移動する場所などに、段差がある場合はステップを付けたりスロープにするなどして、移動しやすくてあげましょう。
また、遊んであげる時も上下では無く左右に動いて運動できる遊びにしてあげましょう。
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身体の変化
歯が抜ける

老化により歯や歯茎が弱くなり、歯が抜ける場合があります。
高齢になると食事も億劫になり、歯に問題があるとさらに食事を取らなくなってしまう可能性があるので、日々のデンタルケアが大切です。
爪が伸びすぎる
爪研ぎは体力を使ってしまうため、爪研ぎをする頻度が減ります。
これにより爪が伸び放題になってしまい、思わぬ危険が伴ってしまうので、定期的に爪を切ってあげるようにしましょう。
爪切りが苦手な子でも、トレーニングやコツを掴めば慣れてくれることもあるので、子猫のうちから爪切りに慣れさせておきましょう。
免疫力の低下

どの動物にもいえることですが、老化によって健康上の問題が増えていきます。
病気になりやすくなるだけでなく、体力低下や免疫力の低下によって、病気やけがが治りにくくなります。
猫の行動やトイレの状態などを毎日よく観察し、異変を感じたらすぐに病院に連れて行ってあげるようにしましょう。
また、食欲が減り、体重が減ることでも免疫力の低下につながるため、ウェットフードやシニア猫向けのフードに見直し、適切な食事を与えるようにしましょう。
以上です。

人間は見た目のエイジングケアばっか頑張るよの
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