猫はダンボール箱や小さな収納ボックスなど、狭い場所に入るのが大好きです。
見つけたらすぐに入りたがるほど箱好きなのはなぜなのでしょうか。
猫が箱好きなことを利用した日常で使えるテクニックなどもあります。
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猫が箱好きな理由

外敵から身を隠す
野生動物の習性として、敵に見つからないように身を潜める場所を本能的に好みます。
暗くて狭い場所に隠れることで、襲われることを回避するだけでなく、獲物を捕らえるための待ち伏せをすることもできます。
居心地が良く落ち着く
猫は臆病な性格であるため、身体に密着しフィットする場所は居心地がよく精神的に安心します。
また、その安心できる場所を増やすため、はじめての場所はまず確かめたくなる好奇心を持ち、自分の匂いを着けてテリトリーにすることで居心地のいい空間を作ろうとします。
これは縄張り意識でテリトリーを大事にする動物であり、自分のお気に入りのスポットを探す習性があるためです。
ストレス解消
ダンボール箱などの素材自体が好きで遊び道具として好む場合もあります。
素材によってはシャカシャカする音が好みで寄ってきたり、触り心地や噛み心地がよければストレス解消になったりします。
囲まれることが好き

猫は物理的に囲まれることも好きですが、平らな場所にただ紐やテープで囲った場所があるとそこに入りたがるという性質もあります。
何もない無地の空間よりも、地面に書かれただけの範囲に入りたくなったり惹きつけられたりするように、物理的だけでなく視覚的にも影響するのは、猫に限ったことではありません。
こちらは目の錯覚を利用した実験で、四角く囲まれたスペースがあると認識すると本能的にその中に入りたがるという結果になっています。
箱好きの応用編
パソコン作業のじゃまされ回避
猫を飼っている人にはあるあるですが、パソコンのキーボードに乗ってきて操作をじゃまされるときは、近くに箱を用意すると解決するかもしれません。
パソコンの熱で暖を取りに来ていそうなときは、箱の中にタオルなどでクッションをしてあげるといいかもしれませんね。
慣れない場所に移動するとき
狭く暗い場所が落ち着く性質を利用して、猫が不安なときに少し和らげてあげることができます。
・病院に連れて行くとき
・引っ越し先の家
・車での移動
キャリーバッグは大きすぎず、上から布をかけて暗く&周りを見えないようにすると落ち着かせることができます。
キャリーバッグの中に、身体にフィットする箱を入れておくのも良いですね。
以上です。

トンネルは逆にテンション上がるよね
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