里親募集のサイトや譲渡会で猫を譲り受ける際、飼うための条件として様々な制限があります。
特に、ネット上の公式の里親募集サイトでは、募集するだけなら顔の見えない不特定多数から自由に申し込むことが可能であるため、募集可能な条件がはじめから厳しく設定されている場合が多いです。
・独身、単身者
・未婚の同棲カップル
・学生・未成年者
・高齢者
上記がよくある条件のパターンになります。
募集をかけた人ごとの任意の設定になるので、掲載されている猫ちゃんごとに条件は異なりますが、これらに該当する場合は要相談、または応募不可となっている場合がほとんどです。
しかし、だからと言って必ずしも譲渡してもらえないとは限りません。
実際、私は単身応募不可だったところを何とか交渉し、里親として任せてもらうことができました。
気に入った猫がいれば、応募不可条件に該当しても、チャンスはあるので諦めてはいけません。
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応募する際の流れ
応募フォームについて
里親募集のサイトの各猫ちゃん掲載ページに詳細が記載されており、応募フォームに必要事項を記載して掲載者に連絡することになります。
入力する内容はサイトによってフォーマットが異なり、メールのようにフリーフォームだけの枠だったり、細かく項目が設けられている場合があります。
・今までペットの飼育経験はあるか
・どのような飼育環境に住んでいるか
・留守になる時間はどの程度か
・責任を持って育てる覚悟を伝えてください
など
フリーフォームの場合は、これらのような項目について自ら率先して伝えることが重要になるため、むしろ難しいと思います。
応募不可の条件について

なぜだめなのか?を考える
応募不可のになっている条件は、それがなぜだめなのかという理由があります。
それは、猫を飼った後、その条件が猫にとってデメリットになる可能性があるためです。
単身者、特に男性の場合は不可、など限定されている場合もあります。
それは飼った後簡単に捨てたり、虐待したり、いわゆる里親詐欺を懸念してのことであり、猫の幸せを考えて万が一に備えるためには仕方のない条件だと思います。
未婚の同棲カップルの場合
「未婚の同棲カップル」の条件は、今はペットが飼える部屋に住んでいるが、別れて一人になった際のリスクがあります。
一人では今の部屋は広すぎる、家賃が高すぎる
他に安いペット可の物件も見つからない
そもそも別れてどちらが引き取るのか
これらのリスクを排除することで掲載者が安心できるようになれば、譲渡してもらえる可能性があります。
例え別れても私が引き取り一生育てます。
賃貸の名義は私であり、現在の仕事の収入で十分生活できており、私一人でも一生住み続けられます。
私の実家に移住し、猫と共に暮らすことも可能です。
将来はこのまま結婚する予定であり、マイホームで猫にとってさらに幸せな生活環境にしてあげたいと思っています。
高齢者の場合
「高齢者」の条件は、飼い主の身体のリスクです。
猫よりも先に寿命で亡くなってしまう
老人ホームや、病気で入院になると猫の世話が出来ない
こちらはさらに難しいかもしれませんが、親族(息子や孫)などに引き取り手がいることを伝えてみたり、その家庭がすでにペットを飼っている環境なら説得力もありそうですね。
急に倒れてずっと猫が放置される心配もないように、その親族へLINEやSNSで定期的に猫の様子を発信するという手もあります。
思いを伝える
応募フォームから掲載者に連絡する際に、いかにこちらの気持ちを相手に伝えられるかが重要になります。
ただ無機質な情報を箇条書きで回答するだけでは、何の思いも伝わりません。
可哀想だから、一目惚れだから、という理由では軽い気持ちで一時的なものとも捉えられます。
どれだけ猫が好きか、猫のためにどのようなことをしてあげられるか。
猫を飼うことが夢で、そのために何年も計画し、ようやく迎え入れる環境が整った。
猫についての情報や知識を勉強し、準備を進めてきた。
これらの内容を具体的に、感情の入った文章で伝えることできっと思いは届きます。
猫を知るためにこんな資格を取った、猫が好きでペット関連の仕事やバイトをしていた、などの実績があると、さらに良いかもしれません。
まとめ

里親募集の掲載者は、猫が幸せに生きてほしいと願っており、安心して任せられる里親を探しています。
応募不可の条件に自分が当てはまっていても、絶対に猫を幸せにするという思いがあり、それを伝えることができればきっと納得してもらえるはずです。
応募不可の条件がなぜだめであるかの理由を考え、それが解決しているということも合わせて、渾身の思いで一生懸命伝えましょう。
以上です。

嫁のご両親の挨拶と一緒やで。知らんけど
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