猫が今まで食べていたキャットフードを突然食べなくなったり、今まで完食していたのに残すようになる場合があります。
これは何が原因で、どのように対処すれば食べてくれるようになるのでしょうか。
また、キャットフードを別のものに変えた際、「新しいやつは食べてくれない」という場合があります。
やはり今までのやつが好きなのか、、、新しいやつは味が好みじゃなかたのか、、、
と考えるのは間違っているかもしれません。
キャットフードのシフト方法には手順があり、正しく切り替えることで別のキャットフードでも好んで食べてくれるようになるかもしれません。
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食べなくなる原因①
成長による食欲の変化
子猫の頃は食欲旺盛でたくさん食べていたとしても、成長するに従って食欲が落ち着いていきます。
身体の変化としては、猫は成長が早いため産まれてから1歳〜2歳になる頃までに体格や体重が急激に変化します。
このような物理的な変化によってごはんが食べにくくなっている可能性があります。
対処方法
姿勢や角度によって食べにくいと食欲低下につながるので、身体の成長に伴ってお皿の高さを調整してあげましょう。
手を使わず四つん這いで食べる猫にとって、首の角度によって食道/気道に負荷がかからないようにしなければなりません。
食べなくなる原因②

老化による食欲低下
老化によって食欲が低下し、食べる気力や噛む力も衰えてきます。
また、一日の寝る時間が増え、暴れまわって体力の消費量も減るので、お腹がすきにくくなります。
成猫時より食べる量が減ることで、必要な栄養が不足しないようにしなければなりません。
対処方法
噛む力が弱まり、硬くて食べにくくなっている場合は、お湯でふやかしたり、ウェットフードに切り替えると食べるようになります。
老化により消化機能が衰えたり、噛みにくく丸呑みしていたとしても、やわらかくすることで消化によくなります。
食べなくなる原因③
病気や体調不良
食べないだけでなく、ぐったりして身体の具合が悪そうであれば何かしらの体調不良を起こしているかもしれません。
また、引っ越しや周りの環境による変化で精神的ストレスによって食べなくなる場合があります。
猫は繊細な感性を持っているため、周囲の騒音や匂いが気になって落ち着かないと安心して食事ができなくなります。
対処方法
体調が悪そうであれば病院に連れていき診てもらいましょう。
逆に、ワクチン注射などを打って病院から帰ってきたばかりの場合は、体力が回復するまで食欲が湧いていないだけかもしれません。
元気はあるようであれば、周囲の環境に問題がないか、ストレス要因となるものを探ってみましょう。
食べなくなる原因④

フードに飽きた、美味しくなくなった
気まぐれな猫は、突然フードに飽きてしまうかもしれません。
別のフードを与えると食べて、しばらくしてもとのフードに戻すと以前と同じ様に食べるようになったというケースがあります。
または、同じ商品を買っていても、原材料や製法が変わる場合があり、味や匂いなどの違いを敏感に感じ取っているのかもしれません。
対処方法
ウェットフードやちゅーるなど、好きなものをトッピングすることで一緒に食べてくれるようになるかもしれません。
ただし、猫まんまとして有名であるかつおぶしは、”リン”という成分が含まれ、猫の身体にはあまり良くないため、避けるようにしましょう。
また、猫は味覚は弱いが嗅覚が鋭い動物であるため、少し温めることで匂いを出し、嗅覚を刺激することで食欲を増すこともできます。

食べなくなる原因⑤
キャットフードの種類を変えた

今まで慣れ親しんで食べていたごはんの匂いや食感が突然変わってしまうと、違和感を感じて食べなくなる可能性があります。
極端な例では、食べたものを吐き出したりする場合もあります。
これは身を守るために危機感を持った行動であり、本能的に正しい行動です。
我々人間も同じく、昨日と同じものを食べているつもりなのに味、匂い、食感が変わると危険を感じて食べるのを中断しますよね。
猫は「今日からフードが変わっている」ということを認識できないので、新しいフードに慣れさせるためには手順が必要になります。
対処方法
いきなり全とっかえするのではなく、少しずつ新しいフードを混ぜて慣れさせていきます。
一週間程度かけて、割合をだんだんと増やすことで自然に切り替えることができます。
以上です。

何事もだましだまし切り替えて行こ
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