猫草(別名:キャットグラス)を実際に育てて食べさせてみたので、注意点や感想なども含めて育て方をご紹介しようと思います。
猫草は必ず与えなければいけないということではないですが、栄養やストレス発散など、身体に良いことずくめで、うちの猫は箱を見ただけで飛びついてくるようになるくらい大好物です!
今回は「GreenLabo(グリーンラボ)」の水をあげるだけの簡単栽培セットで試してみました。
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猫草とは?

食べることの効能・効果・目的
猫はグルーミング(毛づくろい)によって体毛を飲み込んでしまいます。
そのお腹に溜まった毛玉を、猫草を食べてお腹を刺激することで、毛玉として吐いたり便として排泄することのお手伝いをします。
また、その他にも様々なメリットがあります。
成分・原材料
猫草のタネは燕麦と呼ばれるイネ科の麦です。
英語名ではオート麦、オーツ麦という、いわゆるオートミールという食べ物のもととなる種子です。
ちなみに私も毎朝オートミールを毎日食べているのですが、栄養素たっぷりでお通じも良くなるので、原材料が同じなら猫にとっても健康に良さそうですね。

猫草はいつから与えていいのか
子猫のうちはうまく消化できず、消化不良でおなかを壊す恐れがあるので、子猫のうちは与えないでください。
少なくとも1歳以上になってから与えるようにしましょう。
どのくらい食べて大丈夫か
草は消化しにくいので、一度に大量に食べてしまうと消化不良を起こす可能性があります。
普段の食事の後に数本〜十本程度にしましょう。
本来肉食である猫が猫草を好んで食べる理由は詳細に解明されていないようです。

猫草栽培キットの中身
開封の儀
箱を開けると取り出すと、鉢(容器)に紙のフタがあり、中には栽培用土と種子があらかじめセットされています。
この鉢は硬い紙製でできているので、そのまま燃えるごみに捨てられます。
また、栽培用土と猫草の種子を別売りもしているので、容器は再利用することもできます!
中には入っているもの
上半分くらいに種子が80個前後ほど入っていました。
わりと隙間なくびっしり入っていたので、別売の種子から作る場合はこれくらい入れると良さそうです。
石に見えるのはバーミュライト、ピートモス、パーライトといった人工の軽い栽培用土です。
一部の成分は燃えるごみとして捨てられないため、処分の際には外に捨てるかホームセンターなどで回収している場所もあります。
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猫草の育て方
発芽するまで
猫草の種子は、水を与えることで発芽します。
150ccの水をゆっくり土にかけ、発芽(4日〜)するまでは備え付けのふたをしておきます。
その後は毎日1回土をチェックし、表面が乾いていたら50cc程度水をあげます。
・直射日光を避ける
・風通しの良い場所に置く
・16℃以上に保つこと。
→寒すぎると育たないため、気温によっては外に出さない。
・日当たりの良い場所に置く
発芽後
芽が出てきたらふたを外します。
箱のミシン目に沿って切り取れます。
正直、この後箱に入れておく必要は、安定感のためくらいしかないので、鉢だけ取り出して外箱は捨ててしまって良いと思います。
10cmを超えたら食べ頃です。
観察日記
1日目

開封直後から種子が表面に見えてしまっていますがあまり気にしなくてOK
2日目

特に変化なし。
わずかに動いている気がしないでもない。
3日目

もやしのように白い芽が出てきました。
キモい!
4日目

芽が少し成長。
まだキモい
5日目

色付いてきました。
方向も真上に向って揃いました。不思議。
6日目

一気に猫草っぽくなりました!
あとは伸びるのみ。
7日目

草w
8日目

後日談ですが、ここまでくればもう食べ始めて大丈夫です!
一度に多くは食べられないので、成長に消費が追いつかなくなります。
9日目

一番長いところで10cmくらいです。
ここから成長スピードがさらに早いです。
10日目

草wwww
11日目

ここが成長MAXくらいです。
葉の繊維が強く、結構かたいです。

実食編
猫に食べさせてみると
これは初めて与えてみた時の動画ですが、与える度にすごくおいしそうにがっつきます!
与え続けると延々と食べてしまうので、1日に数本程度にしておきます。
猫草の与え方の注意点
動画では箱から直接与えていますが、本来は葉を手で千切って与えるほうがいいです。
猫草の葉は繊維がしっかりしており、かなりかたいです。
引っ張って抜こうとしたり千切ろうとしてもても、なかなか千切れません。
そのため、動画の通り猫が噛みついても噛みきれず、根元が傷付いた状態で残ってしまいます。
そうなると、猫草は栄養が届かず枯れてしまい、だんだん細くしなしなになってしまいます。

噛む感じが楽しくてストレス解消にはなっていそうですが。。
押さえつけて噛みちぎろうとするほどです。
また、可食部分は見えている部分の8割程度のところで千切って与えるといいです。
根本の方は茎のようになって特にかたく、猫も少し避けているようでした。

食べ終わったら次の日までおあずけ。
待ち遠しいご様子。
枯れた猫草
噛みついて葉が傷付くと、先日まで生い茂っていたのがうそのようにしなびてしまいます。
それでも猫の食欲は止まりませんでしたが。
枯れても葉の繊維はかたく、簡単にはちぎれません。
上の画像は食べ始めてから5日目の状態です。
人間が食べてみた感想
私も食べてみました。
もちろん枯れる前の青々としていた状態です。
味や食感は普通の雑草です。特に美味しいこともなく、噛めば噛むほど苦味が出てきて、とてもサラダのように食べることはできません。
育て始めるサイクル
猫草の発芽からの成長スピードは温度や季節にもよりますが、育て始めてから1週間程度で食べさせて、5日~1週間程度持ちます。
なので、食べさせ始めたら次のを育て始めるくらいにすると、途絶えることなくうまくサイクルが回りそうです。
犬も食べられる
ちなみに犬も食べられます。
犬用の”犬草”というのも売っていますが、原材料は同じです。(メーカーによって多少異なりますが)。
ちなみにこのGreenLabo(グリーンラボ)の猫草はパッケージに書いてある通り、犬猫兼用で食べられます。

犬と猫の両方飼っているご家庭では、2匹が同じものを食べているという素敵な写真がとれそうですね!
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捨て方
猫草をつかんで引き抜くと、土の部分が根っこにびっしり絡まって、固まっています。
容器にもしっかり張り付いているため、かなり力を入れてぐりぐり回して容器の側面と土を剥がすように引き抜きます。
土は外に、ご家庭に庭がある人は庭に叩いて土を落とし、草と根の部分は燃えるごみで捨てます。
容器も紙製なので燃えるごみで捨てられますが、また土と種子から育てる場合は再利用可能です。
育ててみた感想
猫目線
かなり満足して頂いている様子!
うちの猫はもともと毛玉をまったく吐かないタイプで、普段は便に毛が混ざって出ている感じです。
猫草を食べてからは便の色がしっかりし、お通じが少しよくなった気がします。
食べるだけでなく、食感を楽しんだり噛みついて引きちぎるだけしていた時もあったので、ストレス解消にもなっているようです。
人目線
園芸とか全く興味なかったですが、育ててみるとかなり楽しい!
花や野菜などと違って、水をあげるだけで失敗することもなく簡単に素早く成長するので、植物を育てる楽しさを知るには猫草が一番じゃないかと思ったほどです。
子供の自由研究にも良いのではないかと思いました(笑)。
庭を持っている人やガーデニングが好きな人は、種と土で自分の手で1から作るとさらに楽しそうですね!
コスパもさらに良くなりそうです。
これからの挑戦
他のメーカーの猫草も育ててみて、色々違いを検証してみようと思います。
猫の健康と予防のために、これからも普段からおやつ変わりに与えてあげようと思います!
以上です。


ダイエットを兼ねて”ちゅーる”の頻度を減らされるパターンね
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