猫は飲み込んでしまった自分の毛玉を定期的に吐き出します。
しかし我が家の猫は今まで一度も毛玉を吐き出したことはありません。
飲み込む毛の量や体質によって吐く頻度は大きく異るため、まったく吐かない場合でも便として一緒に排泄できていれば心配ありません。
ただし、毛玉を吐かないと毛球症という病気につながる可能性もあるため注意が必要です。
なるべく毛を飲み込む量を減らすためのケアをしてあげるようにしましょう。
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毛玉を吐く時期

猫によって異なる
毎日毛玉を吐いたり、まったく吐かなかったりと、毛玉を吐くかどうかは猫によって個体差があります。
毛玉は基本的に便に混じって排出されますが、飲み込んだ毛の量や体質によっては一部の毛がお腹に溜まってしまい、生理現象として口からまとめて毛玉を吐き出します。
しかし体質によっては、飲み込んだすべての毛をうまく便として排出でき、毛玉を吐く必要がない子もいます。
毛の長い”長毛種“は飲み込む量が多くなるため、吐く頻度が多くなる傾向があります。
急に吐くようになることもある
年齢によって急に毛玉を吐くようになる場合もあります。
「1歳になってから初めて吐いた」、「4歳になってから吐き始めた」などの例があるようです。
特に高齢になると、毛玉を便として排出する身体の機能が低下したり、毛の抜ける量が増えることなど、様々な原因があります。
今まで吐かなかった子が急に吐くようになると心配になりますが、猫としてはむしろ健康的な生理現象です。
毛玉を吐く原因

猫は毎日長い時間をかけて身体中の毛を舐めるグルーミング(毛づくろい)を行います。
グルーミングはきれい好きな猫の習性であり、これによってたくさんの毛を飲み込んでしまいます。
大量の毛はすべてを消化しきれず、便として排泄できないため、お腹に溜まってしまった毛を口から吐き出します。

毛玉もトイレで吐いてくれんかの
お腹に溜まると病気になる

飲みこんだ毛を吐き出しもせず排泄もされないと、お腹に溜まり続けてしまう”毛球症“という病気になってしまいます。
胃や腸などに毛が残って張り付いてしまい、食事を摂ることや便を出すことが困難になる危険な病気です。
毛玉を吐くことは健康的な生理現象のひとつとして捉え、毛玉を吐かない猫は便として排泄されているか、トイレのたびにチェックするようにしましょう。
溶けた毛が便に混ざって、色や質感の見た目で確認できます。
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病気の対策

猫草
猫草を食べると胃の中を刺激し、毛玉を吐き出すのを促進してくれます。
また、肉食である猫が不足しがちな食物繊維を摂取できるで、便としても排泄されやすくなります。
ブラッシング
猫は毛が生え変わりが早く、毎日大量の毛が抜けます。
グルーミングで自ら毛を飲み込んでしまう量を減らすために、ブラッシングをしてあげましょう。
猫とのコミュニケーションにもなり、部屋に散らばり掃除が大変になる抜け毛も減らすことができます。
毎日数分程度、少しでも飲み込む毛を減らすためにブラッシングを習慣にしましょう。
毛玉対策用フード
キャットフードには、”毛玉ケア“用の種類も多くあります。
食物繊維など消化に良い成分が多く、便として排泄しやすくなります。
※毛玉を吐く量や回数を増やすための効果ではありません。
毛玉を吐く頻度が多いと身体の負担にもなるため、消化に良いフードに変えることで健康をサポートしましょう。
以上です。

うちは何やっても吐かんかったけどの
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