人間には人によって利き手が違うように、猫にも利き手があります。
猫の場合は手というよりは前脚ですが。
人間の場合は90%が右利きであるように、左右の割合に大きく偏りがあります。
しかし猫の場合は、オス猫だと左利き、メス猫だと右利きの割合が多く、性別によって利き手が変わります。
うちの子の場合も、オスで左利きでした。
我が家の愛猫の利き手がどちらなのか調べてみましょう。
スポンサーリンク
猫の利き手について
利き手の定義
厳密には利き手の定義というものは明確に存在していませんが、猫の場合は以下に当てはまるほうの手を利き手と呼んでいます。
・獲物を獲るときに出る手
・階段の昇降で先にでる手
・トイレの砂かけをする手
また、子猫の時は利き手が決まっておらず、成長するに連れて片方の手をよく使うようになります。
利き手の調べ方

猫じゃらしやおもちゃで遊ぶ際に、主に使っている方の手を見るのが一番わかりやすいです。
また、横向きに寝転がる時も、左右で頻度が異なります。
利き手と逆側に寝転がることが多いのは、利き手が上の方が自由になるためのようです。
利き手についての研究
2009年にイギリスの心理学者が猫の利き手について様々な実験をした研究結果があります。
・目の前のおもちゃをどちらの手を使って獲ろうとするか
・容器に入ったエサを取るときにどちらの手を使うか
など。
この時、実験の回数を重ねるに連れて、だんだんと片方の手を一貫して使うようになったそうです。
単純に利き手を使っているというだけでなく、行動がパターン化するということがわかりました。
過去に成功した方法、過去に行った方法が安全だと認識して繰り返す学習能力であるとも言えます。
脳と利き手の関係
右手を動かそうとすると左脳からの命令で、左手を動かそうとすると右脳からの命令で信号が送られます。
つまり、利き手と逆の脳が発達しているということになります。
右脳は直感や閃きなどの「感覚脳」、左脳は記憶や分析などの「論理脳」と言われています。
猫の場合、左利きの多いオスは、野生での狩りや縄張り争いなどで右脳の感覚脳を使い、メスは子育てや繁殖相手を選ぶために左脳の論理脳を使っているので、性別による利き手の違いがあるのかもしれません。
招き猫の上げている手について

余談ではありますが、招き猫は上げている手によって開運の意味が異なります。
・右手を上げている招き猫はお金を招く
・左手を上げている招き猫は人を招く
由来は諸説ありますが、利き手とは関係なく、性別によって決められたものでもありません。
風水や占いとも異なり、特に上げている手による効果の違いなどは何の根拠もないそうです(笑)。
また、白色は開運、金色は金運、黒色は厄除、赤色は健康長寿、という違いもあるようですが、これもよくよく考えたら猫として存在しない毛色だったりしますし、人間が適当に決めたビジネス臭がしてきますね。(; ̄ω ̄)
招き猫は可愛さ重視のオブジェとしての役割の方が強そうです。
以上です。

利き手の話だったんが最後招き猫のディスりになっとるがな
スポンサーリンク
コメント