今の時代、コロナ禍でマスクが欠かせない情勢になっておりますが、猫を飼っている家庭では、マスクの紐を食べてしまう恐れがあるので注意が必要です。
マスクの紐を誤飲してしまった事例は多く見かけますし、うちの猫も一度食べてしまったことがありました。
幸い、特に体調にも変化なく病院に行くこともありませんでしたが、
誤飲してしまったときは猫の状態をよく観察して対応を考えることが重要です。
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紐を食べてしまう理由

舌の構造
猫の舌はザラザラでしており、手前から奥に向かって細かなとげがあります。
グルーミングでクシのように毛繕いするためや、食べ物を手を使って食べないので、舌ですくい上げてこぼさないよう”かえし“のようになっています。
この舌の構造を利用して、紐状のものであれば噛んでいるうちにどんどん口の奥まで入っていってしまいます。
遊びの延長
最初は食べ物だとは思ってなくとも、噛んだり引っ張ったり遊んでいるうちに形状や食感などで刺激されてつい食べたくなってしまいます。
使った後のマスクなど、汗のにおいや味があるための可能性もありますが、猫の舌はあまり味を感じにくく、新品であっても食べられてしまうので、使用有無はあまり関係ないようです。
誤飲してしまった時

トイレで排泄された
うちの猫が誤飲してしまった例では、食べたことに気付いたときは夕方頃で、翌々日の朝にトイレで排泄されているのを確認しました。
紐は消化されないので形は変わりません。
出てくるときは長い紐状ではなく、小さくまとめられてうんちに混ざって出てきました。
よく見なければ見逃してしまうor分解してみないと気付かないかもしれません。
排泄されたことを確認するまではトイレ掃除の際によく観察しましょう。
異常が見られた場合は病院へ
食べてしまった翌日は一日中家にいたので心配しながら見守っていましたが、普段通り元気そうだったのでしばらく様子を見守るようにしました。
場合によっては腸に詰まってしまい、手術が必要になるので、様子をよく観察する必要があります。
獣医師に聞いてみた対処
この件とは別でしばらく経った後、定期検診で病院に行った際に尋ねてみました。
誤飲に気付いた瞬間、病院が空いている時間であれば即時連れて行く判断もありますが、食べた直後では医者もどうすることもできず判断しかねるようです。
レントゲンを撮ったり、吐き出させるための注射や薬を処方することも可能ですが、猫の身体への負担になるため、自然に排泄されるようならそれが一番良いので、経過観察も推奨されます。
これらの処方だけでも料金は数万円かかります。
手術となればさらに十数万円かかります。
同じ事例はよくあり、基本的には吐いたり排泄されたり、自然に出てきて解決することが多いとのこと。
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手の届かないところに片付ける

箱に入れているだけではだめ
猫の手の届かないところに片付けることが重要です。
紙製の箱や個別包装のビニールにいれているだけでは、噛んで簡単に出してしまいます。
「うちの猫は噛まないタイプだから大丈夫だ」と思っていても、ティッシュ箱やお菓子の袋など、ある日突然遊びで荒らしてしまうことがあるので、油断しないようにしましょう。
子猫の場合はいたずら好きなので特に注意が必要です。
ゴミ箱の中からも漁られないよう注意しましょう。
布マスクにすると安心

使い捨ての紐状のマスクを所持していると、いつどの場所でも油断できず危険を伴います。
普段使いは布マスクにすると猫にとって安全であり、経済的でエコにもなります。
一日中付けるには布マスクの方が付け心地や機能面でも便利です。
マスク以外の紐類にも注意
特に裁縫の糸は、先に針が付いているのでとても危険です。
身の回りを見渡して、猫が噛みちぎって誤飲する可能性のあるものは手の届かないところに片付けるようにしましょう。
以上です。

紐だけじゃなくて小さいものは全部危険なんよ
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