【白猫】左右の目の色が違う”オッドアイ”とは【確率/寿命】

茶トラ 猫を知る

猫には左右の目の色が異なる”オッドアイ(Odd Eye)“を見たことはあるでしょうか。

オッドアイは虹彩異色症こうさいいしょくしょうという、眼の虹彩(=瞳孔と白目の間にある黒目)部分の色素が左右で異なる形質で、猫の眼は白目がほとんど見えないほど虹彩部分が大きいため、特に目立つ特徴となります。

眼

出典:SANTEN

オッドアイは人や犬など、様々な動物で起こりえる症状ですが、特に猫は多く見られます。

また、オッドアイの猫は短命と言われることがありますが、本当なのでしょうか。

見た目が美しいオッドアイの猫ですが、これから飼うことを検討している人は参考にしてみてください。


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猫のオッドアイについて

左右の色が違う原因

オッドアイ

出典:Wikipedia

猫の目の色は、青、緑、黄、橙など、他にも様々種類があり、これはメラニン色素の働きで決まります。

メラニン色素は目の色だけでなく、肌の色毛の色にも影響し、遺伝で先天的に決まるものから、成長によって変化することもあります。

オッドアイは片方の目のメラニン色素が低く、色素の薄い青色になることで起こります。

左右で異なる色というより、片方が本来の目の色より色素が薄いというほうが正しいかもしれません。

子猫は目が青い

子猫

生まれたばかりの猫は、ほとんどの場合青色の目をしています。

目に色が付く要素であるメラニン色素は、成長とともに瞳に沈着し、数ヶ月かけて徐々に変化していきます。

オッドアイは片方の目にメラニン色素が行き渡らずに、色が付かなかったので左右で異なってしまう現象です。

白猫に多い

猫はどの種類でもオッドアイになる場合がありますが、中でも白猫は特にオッドアイになる確率が高くなっています。

W遺伝子“という毛の色を白くする遺伝子は、色素を作る細胞の働きを抑えます。

色素細胞が少ないと、毛の色は白く目の色は青くなるため、オッドアイのうち片目は青いことがほとんどです。

視力への影響

オッドアイによる視力や色覚への影響は無いとされています。

メラニンは紫外線を吸収して細胞を守る働きをし、見た目の色は変化しても目の機能を低下させるほどの性質はありません。

また、猫はもともと視力が低いため、多少影響があったとしても生活に支障はありません。

オッドアイ猫は短命?

茶トラ

オッドアイの猫のうち、青い目の側に聴覚障害が30〜40%の確率で起こる可能性があると研究で明らかになっています。
参考:White Cats, Eye Colours and Deafness

野生で生きる猫にとって聴覚は非常に重要な器官であり、食料である獲物を見つけて捕らえたり、外敵にいち早く気付いて身を守るために必要です。

オッドアイの猫が生存確率が低いとされているのは、野生で周囲の状況を耳で情報収集できないという問題と、身体が目立ってしまう白猫の種類が多いということが原因にあるようです。

しかし現代ではイエネコとして家庭で飼育され、見た目や聴覚による寿命への影響はほとんど無いと言えるでしょう。

色素の薄さも寿命への関係性は特にありません。

オッドアイの猫でも、猫の平均寿命である15歳以上生きることは数多くあるため、短命であるといわれているのは飼う上で気にする必要はないでしょう。

ただし、色素の薄い目や皮膚は紫外線に弱いので、日陰で安全に過ごせる環境を作ってあげる必要があります。

日向ぼっこが好きな猫ですが、直射日光に当たり続けて思わぬ病気にならないように気をつけましょう。

里親でオッドアイ猫を探す

茶トラ

オッドアイの猫は瞳の色がとても美しく、幸運を運んでくる縁起のいい猫とされています。

特に青色と黄色の組み合わせは、日本では”金目銀目“と呼ばれる縁起ものとされたり、海外のタイでは”ダイヤモンドの瞳“と呼ばれています。

また、タイは青目が特徴のシャム猫の原産国でもあり、オッドアイの多い白猫のカオマニーという種類の猫の原産国でもあります。

参考:みんなの猫図鑑 – カオマニー

オッドアイ猫を飼いたいと思った方は、里親募集サイトからキーワード検索で探してみてください。

意外にも全国でたくさんいますので、ぜひ保護猫から迎え入れて幸せにしてあげましょう。

里親募集サイト:ペットのおうち

もし片耳に聴覚障害がある場合でも普段の生活に大きな支障はありませんが、聴覚で状況がつかみにくい猫を突然触ったり大きな音を出したりして驚かせないように気をつけましょう。

以上です。


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この記事を書いた人

【資格】猫健康管理士/犬猫飼養アドバイザー

優 :量産型サラリーマン
だい:茶トラ♂ 2歳 保護猫

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