動物は見た目だけでオスかメスかを見極めるのがむずかしいですよね。
生物学上では骨格や顔のかたち、目つきや行動など、様々な面でオスとメスに違いがあることが判明しております。
猫を飼う前に、オスとメスの違いを知っておくと参考になるかもしれません。
スポンサーリンク
オスとメスの見分け方
にゃんたま

最も分かりやすいのは、後ろ姿を見てにゃんたまがあればオスだとわかります。
にゃんたまが何かの説明は省略しますが。
ただし、去勢手術をしている場合には見た目ではメスと変わらなくなるので、にゃんたまが無い=メスとは判断しきれません。
体型の違い
身体の特徴として、様々な文献のデータを参考にまとめました。
身体が大きく、がっしりしている。→これは哺乳類のほとんどが該当する特徴。
頬の皮が厚く、横に張っている。→顔が横長。
髭の根本の膨らみがふっくらしている。
身体がしなやかで丸っこい。
輪郭や顔のパーツが華奢。→小顔で丸顔。
…とはいうものの、正直参考になりませんよね。
猫の種類や肥満度合いによってもそれぞれ個性がありますし、双子の兄妹で比べても見分けがつくかあやしいです。
見分けられるかのテスト調査結果
海外での調査チームより、前述の身体の特徴や判断の仕方を学んでから、オスかメスかを正しく当てられるかの判断テストを実施したそうです。
・顔だけの写真
・身体だけの写真
・全身の写真
それぞれで調査した結果、正解率はどれもおよそ50%でした。
結局ただの2択レベルですやん!
避妊・去勢による身体の変化
子猫のうちに避妊・去勢手術をすると、性ホルモンの影響を受けにくくなり、オス・メス特有の身体の変化が少なくなります。
手術は子猫のうちに行うのが多いため、ただでさえ見分けがつかない上に、さらに体型の違いも出なくなります。
猫の種類によってはオスやメスばかりに偏る
三毛猫とサビ柄の猫は、ほとんどがメスという特性がある種類です。

そして我らが茶トラ猫は、ほとんどがオスです。
このように、毛色を決める遺伝子には、性別を決める遺伝子と密接な関係があると言われています。
行動による違い
利き手
猫は、オス猫だと左利き、メス猫だと右利きの割合が多く、性別によって利き手が変わります。
尿スプレー
オスは自分の縄張りを示すために、”尿スプレー”と呼ばれる、尿をかけてマーキングする行動をとる場合があります。
ただし、これも去勢手術によって抑制されるものであり、うちの猫はオスですがトイレ以外で一度も用を足したことはありません。
知らない猫が縄張りに近付いたり、自分のテリトリーを侵される危険を感じたりするとマーキング行為をする場合があります。
また、メスは毎年春先の発情期になると同じく尿スプレーをする場合があります。
オスとは目的が異なるので、時期によるものとなります。
性格の違い

オスの場合はやんちゃなので、爪とぎや箱類を噛むなどのいたずら好きです。
ただしこれは猫の種類や性別より、その子の性格によるところが大きいようです。
また、縄張り意識が強く独占欲も強いため、転じて甘えん坊になる傾向があります。
メスの場合はしっかりした性格になる子が多いようです。
育成環境によって決まる部分もありますが、母猫になって出産や育児を行うため、精神的に成熟する必要があるためではないかと言われています。
ただし、発情期になると落ち着きがなくなり、大きな声で鳴いたり攻撃的になる場合があります。
見た目で見極めるのは難しい
結局のところ、外見だけでオス・メスを判断するのは非常に困難であるということですが、裏を返せば、どっちであっても同じくらいかわいいということになります。
とある本で得た小技ですが、知人の猫に対して性別を予測する場合は「おんなの子ですか?」と聞いておけば、もし外れた場合でも「顔がとてもかわいいのでおんなの子かと思っちゃいました!」と言えば穏便に収まるらしいですw
見た目ではわからないものの、実際飼って一緒にいる時間が長くなると、オス・メス特有の行動などが垣間見えて、次第に実感できます。
知人に我が子自慢するときは、「うちの子はおとこのこ/おんなのこだから、〜が、〜で〜〜」と言えば少し通ぶれる気がしますね!ウザいか!
以上です。

見た目で区別するのはおろかな人間くらいなもんよ
スポンサーリンク
コメント