猫は”寝る子“のように寝てばかりのイメージがありますが、起きている時は活発で暴れたがりです。
室内飼いの猫では、部屋の広さによってはなかなか満足に走り回ったりすることができず、運動不足になりがちです。
とはいえ、毎日多くの時間を割いてあげなければならない、というわけではないので、猫を飼う上でのデメリットにはなりません。
毎日少しの時間だけでも遊んであげることが大切です。
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猫と遊んであげる時間
猫は、一日10分程度でも遊んであげれば十分です。
猫種や性格によっても活発度合いは異なりますが、特に子猫などの遊びたがりの子は20〜30分も元気に運動したがる場合もあります。
一日のうちほとんど寝ている猫にとって、コミュニケーションを取れるわずかな時間であり、こちらも癒やされる貴重な時間です。
遊んであげているというより、遊ばせて頂いているということを自覚しましょう。
遊んであげないとどうなるのか

運動不足
飼い猫がまるまる太っている例が多いのは、室内飼いによる運動不足が原因の場合が多いです。
肥満による生活習慣病は身体への大きな負担となり、猫は細い手脚で高い場所へ上り下りしたり、ジャンプをしたりするため、怪我などのリスクも発生します。
老化による体力低下の予防にもなるため、シニア期であっても少しでも遊ぶ時間を作る必要があります。
ストレス
猫は野生動物としての狩猟本能で、獲物を狩りたいという欲求があります。
部屋を自分だけで走り回っているだけでは、満足できません。
小さく素早く動くものに敏感に反応するように、猫はこのハンター欲求を満たせないとストレスが溜まってしまいます。
実際に獲物として捕らえたり、食料として確保すること自体が目的ではなく、動くものを追いかけて身体を動かすことに満足感を感じます。
室内飼いでは特にその機会が少ないため、飼い主が配慮してその欲求を満たす状況を作ってあげることが重要です。
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どうやって遊ぶか

運動量の多い遊び
運動不足解消のために、少ない時間でなるべく体力を消耗する動きとなる遊びをすると良いです。
猫じゃらしで手もとだけで遊ぶより、部屋全体を使って動いたり、ジャンプやキャットタワーを使った、高い場所への上下運動を取り入れると効果的です。
おもちゃによる好みもあるので、色々試してみて、お気に入りの遊びを見つけましょう。
遊んであげる時間がないとき
時間の都合でどうしても構ってあげられない場合は、電動式で動くおもちゃが便利です。
手がかからず、猫が自分で好きなだけ遊ぶことができます。
電動以外にも、猫自身で一人遊びができるタイプのおもちゃもあります。
それぞれ飽きさせないように、使い分けながら活用していくと便利です。
元気な時間帯に
自分の生活リズムの中で空いた時間に遊ぶことが都合がいいのではありますが、猫が遊びたい時間帯と噛み合わないと、十分な運動をすることができません。
ごはんを食べた後や、お昼寝から目覚めたときなどの元気になる時間に遊んであげるのがベストです。
夜中に大運動会が行われないために、夕方頃に体力を使わせる、など、猫の生活サイクルを把握して遊ぶ時間を考慮すると良いかもしれません。
噛んで遊ぶのはNG

人の手をあま噛みしたりして遊ぶのは悪い癖が付いてしまうので、なるべく避けましょう。
遊んで欲しい時に噛んで構ってアピールをするようになってしまう恐れがあります。
しかし、噛んでも怒ったりしかったりしてはいけません。
それは可哀そうという理由ではなく、しかったりして反応することで「構ってもらえる」と思ってしまい、繰り返すようになるためです。
構ってアピールでダメなことをした時ほど、反応しないようにしましょう。
水分補給も大事

遊んであげた後は、水分を十分に取れるように、キレイで多くの水を準備しておきましょう。
ちゅーるやウェットフードなど、水分を多く含むおやつでもOKです。
猫は腎臓病の予防のために水分を取ることが重要であり、水を飲んでもらうために遊ぶ、といっても過言ではありません。
以上です。

写真のチョイスもうちょいどうにかせえよ
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