猫が好きな場所は、人間が好きな場所とは大きく異なります。
同じ部屋で生活するためには、飼い主にとってだけではなく、猫にとっても居心地の良い部屋にしてあげる必要があります。
特に、猫を飼って初めて部屋に迎えるときは、猫が不安や緊張から早く開放できるような環境を整えてあげることも大事です。
猫の好みをよく理解し、猫にとって快適な部屋づくりをしましょう。
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猫は落ち着く場所を求める
動物としての本能
猫は野生の習性で、物陰から獲物を狙えるように、暗くて狭い身を潜めるところを好みます。
また、外敵から身を守るために高くて周囲を見渡せる場所を求めます。
猫が自分で降りられないほど高い場所に登るのは、他の大型動物が高い場所に登って来れないため安全を確保するのに最適であることを本能的に理解しているためです。
初めて猫を迎え入れる
猫にとって、初めての場所に行くことはとても不安で緊張することです。
飼い主にも慣れるまで警戒しています。
家に迎え入れたときはずっと触って撫でたりして仲良くなりたいという気持ちになりますが、猫にとってはストレスや恐怖を感じているかもしれません。
生まれたての子猫の場合は、まずケージや箱の中で飼うことになるため問題ありませんが、3ヶ月もたてば家中を自由に動きまわります。
3ヶ月目以降の猫を迎え入れる場合は、無理に追いかけて捕まえたり触れ合おうとせず、猫が自身で落ち着く場所を見つけるまでそっと見守りましょう。

うちの猫がはじめて来たときは、ベッドの下や部屋の隅などを徘徊して探し回り、最終的にはクローゼットの隅に隠れて次の日まで出てきませんでした。
あえて押入れを開けたりして、隠れられる場所、落ち着ける場所を予め用意しておいてあげましょう。
猫がよろこぶインテリア
猫の居心地のいい部屋のインテリア・レイアウトを考える書籍もあり、参考になりました。
快適な部屋づくりの参考や、DIYで簡単に自分で作ることもできます。
居場所についてだけでなく、ついでにティッシュやゴミ箱を荒らされない方法、トイレや抜け毛のラクな掃除方法など、部屋で使えるテクニックの参考になります。

猫が落ち着く場所
暗くて狭い場所
猫は身体がすっぽり収まる狭いスペースが大好きです。
手ごろなサイズの箱やダンボールがあればすぐに入ろうとします。
キャリーバッグを小部屋代わりに用意してあげれば、運ぶとき以外の使い方として有効活用できる上に、いざ病院に連れて行くために入れようとして嫌がることもなくなります。
また、キャットハウスがあれば寝心地もよく、見た目もかわいい様々な種類のものがあります。
猫は気分転換によって寝る場所もころころ変えるので、複数箇所に設置したり、日によって入れ替えてみるのも良いかもしれません。
高い場所
棚の上や冷蔵庫の上など、高いところによく登り、部屋が見渡せる場所でくつろいだりします。
あえて登りやすいように段やステップをつくってあげると良いかもしれません。
キャットタワーがあれば高くて居心地もいいので、用意してあげましょう。
出窓、目出し窓

猫は窓辺が好きです。
外の景色や動くものを眺めて目から刺激をうけるためや、あたたかいので日向ぼっこができるためです。
窓辺付近には観葉植物や小物で埋め尽くすより、猫の居場所として居心地のいい空間にしてあげましょう。
窓付近に猫が乗れるスペースが無い場合は、キャットタワーを近くに置いてあげると台の代わりにすることができます。
こたつ

定番ではありますが、冬になるとこたつの中が定位置となります。
中は温かく、暗くて狭い場所なので、猫にとっては最高の場所ではないでしょうか。
うちはこたつの中にトンネルのおもちゃを入れて組み合わせて遊び場を兼ねていたりします。
こたつを使わないテーブル派の部屋の場合は、猫専用のこたつもあるので、インテリアとしてもかわいく、猫も喜ぶ居場所ができます。
飼い主の近く
甘えん坊の性格の猫は、飼い主にひっついて周り、飼い主の近く=居心地の良い場所と思っています。
座っていればひざの上
布団に入れば一緒に潜り込む
赤ちゃんがいれば近くで見守る
パソコンを触っていればキーボードの上に…
などなど。
一緒にいてあげる時間をつくってあげることが猫にとっては一番かもしれません。
まとめ
総じて猫は、人間が普段いる場所とは別の場所を好む傾向があることがわかります。
(子供が好きそうな場所ではありますが)
猫と一緒に暮らすためには、立体的な生活空間を意図的に作って、猫にとっても居心地の良い場所をつくっていくことがお互いに幸せになるポイントです。
家の中の色々な場所に猫のお気に入りスポットをつくってあげましょう。
以上です。

ミニマリストとかキツいかもしれん
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