猫を迎え入れる、または引越しの度にトイレを置く場所を検討する必要がありますが、一度決めて使い始めてからは、あまり場所を移動しないことが望ましいです。
そのため、はじめから適切な場所を見極めて、猫にとって理想的な場所をつくってあげましょう。
適切な場所を知るには、NGな置き場所を知ることで、自ずとどこに置くべきかが見えてきます。
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避けたほうが良い場所

リビング
猫は人目の多い場所や物音がうるさい場所だと落ち着いてトイレを使えません。
猫は野生の習性として、暗く静かな場所で単独行動を好む動物であるため、無防備になるトイレ中は特に落ち着いた環境でないと安心して排泄できません。
「トイレの回数やうんちの状態などをチェックできるので目の届く場所に置きましょう」という記事を見かけたりしますが、それは飼い主都合のエゴです。
猫の飼い方の書籍や専門書などでそのような場所を推奨しているものはありません。
どのみちトイレ掃除は毎日してあげるものなので、その際におしっこの量やうんちの状態はチェックできるので、常に監視下に置く必要はありません。
間取りの都合などでリビングに置くしかない場合は、部屋の隅で、棚で囲って周囲から見えないように工夫してあげましょう。
テレビやスピーカーの近く
前述の通り、猫は物音がする場所では落ち着いてトイレができません。
音にびっくりして途中でトイレをやめてしまう場合もあります。
部屋の隅であっても、テレビやスピーカーなどの音響が近くにある場所は避けましょう。
ごはんを食べる場所の近く

猫の嗅覚は非常に敏感です。
トイレの匂いによって、食欲低下に繋がります。
衛生面からも、トイレはなるべく離れた場所にしましょう。
玄関
汚れても掃除が楽であったり匂いを気にして玄関に設置する方もいますが、これも猫にとっては良くないため避けたほうが良いです。
玄関越しの外の物音や人通りの気配が気になって落ち着かない場所となります。
窓際などの外が見える場所も同様です。
また、人の靴に付着した猫の病気の感染源が原因で病気になってしまう場合があります。
外から持ち込んだ感染源からの接触の機会を減らすためにも、玄関は避けましょう。
設置すべき場所
人のトイレと同じ場所

おすすめの置き場所は、人が使うトイレと同じ場所です。
換気扇があるので匂いが籠もりません。
ただし、ドアを締め切ってしまうと猫が入れなくなるため、注意が必要です。
使用しない時は換気も兼ねて開放しておくことが望ましいです。

周囲から見えない場所
トイレ以外では、洗面所や、収納棚などをDIYなどで作成し、人目の付かないようなトイレスペースを作るとGOODです。
さらに、トイレのタイプは上部を囲っているドーム型であればなお良いです。
匂いの問題があるので、消臭剤や空気清浄機などがあると便利です。

まとめ
人の都合だけを考えてトイレの場所を決めてしまうと、猫にとっては落ち着かない、ストレスになってしまう恐れがあります。
トイレが気に入らなければ、別の場所で粗相をしてしまったり、トイレをがまんして思わぬ病気を招いてしまいます。
猫の立場になって、静かで落ち着ける場所に設置してあげましょう。
以上です。

多頭飼いの場合はまた話し変わってくるけどの
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