猫の爪って人間の爪の形とぜんぜん違って、どういう仕組みで生えてくるのかわかりませんよね。
人間の爪は平べったく、接地面に並行の向きに生えてきますが、
太く、尖って、生えてくる面から垂直方向に伸びている。。。
・猫の爪ってどういう構造になっているの?
・切っても切っても先が鋭く尖っているのはなぜ?
・爪を切らないとどうなるの?
↓
猫の爪は脱皮するように生え変わっている!
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爪の構造
最初は、爪を切った断面は平べったいのに、そこからまた尖ったのが生えてくるの?と思っていました。
実際は、玉ねぎのように層になっており、外側から剥けていきます。(猫 玉ねぎ苦手なくせに)
外側の白い部分はキューティクル表皮、中のほうのピンク色の生爪は新皮といいます。
爪を切って断面をつくっても、外側から削れて行ってだんだん尖ってくるんですね。
えんぴつを削っているみたいに。
爪は縦方向に伸びるというよりは、内側から外側に向かって放射状に伸びてきて、内側の層がだんだん外側の層に向かって古くなっていきます。
剥がれた爪
猫を飼い始めて分かったのですが、への字形の剥がれた爪がよく落ちています。

猫を飼っている人ならよく見る普通のことなのかもしれませんが、初めて見たときはこれが爪だとも思わず、なにかのゴミかな?と思って特に気にしていませんでした。
ふと抱っこしている時にたまたま見かけたのは、ちょうど外側の層の剥がれかかっている爪が、根元だけわずかに繋がっていてピロピロしていました。
皮向いたバナナみたいに。(バナナ苦手なくせに)
ちなみに、紙きれくらい薄いですが、結構カタいです。
爪を切らなくても生え変わる
爪を切らないと尖ったままですが、
それでも外側から剥けてどんどん新しく生え変わっていってるんですね。
飼い猫で爪切りがきらいで暴れる子は、爪を切らずそのままにしている場合もあると思いますが、爪とぎや、歩くことですり減ったりすることなく、常に新しく尖った爪にアップデードされていくようです。
さすがハンター。
爪が伸びるスピード
いやそもそも人間と違って「伸びる」という表現が適切かどうかも微妙ですが。
猫は爪を切る頻度はだいたい2週間程度です。
結構切ったつもりでも、2〜3週もたてばもと通り鋭くなるので、伸びる(=生え変わる)スピードは結構早いです。
やはり獲物を獲るのも高いところに登るのも爪を使うので、人間よりも遥かに精巧につくられているんですね。
以上です。

いやバナナは食えるけどの。個人的に苦手なだけで。
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