猫は人の言葉をどこまで理解しているのでしょうか。
一般的には犬のように言葉でのしつけが難しいとされていますが、猫もきちんと人間の言葉や声を覚えることができます。
犬のように芸を覚えないのは、言葉を理解したところで言うことを聞いてくれないだけです。笑
また、言葉の種類だけでなく声のトーンなどや強弱も聞き分け、それぞれの意味を解釈しています。
名前を呼んで反応してくれると嬉しいですよね。
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名前を覚えさせる
猫は自分の名前を覚えることができます。
最初のうちは、ちゃん付けや略称など、複数の種類を織り交ぜながらとなると混乱してしまうので、なるべく名前は一貫させて呼ぶようにしましょう。
多頭飼いは猫ごとに名前を使い分けると、ちゃんとそれぞれ自分の名前を聞き分けられます。
注意として、ごはんをあげる前ばかり呼んでいては、その名前が食事のキーワードとしてインプットされてしまうので、多様な場面で呼ぶことが重要です。
声を覚えさせる
話しかけることに意味がある
よくおばちゃんがペットに話しかける光景など目にし、子供の頃は理解できなかったですが実はあれは大事なコミュニケーションであることを知りました。
飼い主の声を覚えることで、それを聞いたときの安心感や愛情を受け取ることができます。
また、家の外に脱走してしまった時呼びかけながら周囲を探す時も役立つかもしれません。
猫は聴覚が非常に優れているため、遠くにいても飼い主の声を聞き取ることができます。
声のトーンを使い分ける

猫は声の高低差や、強弱を敏感に聞き分けることができます。
例えば、いたずらや悪さをしたときは、「コラ!」「ダメ!」のように短く低いトーンだと怒られていると実感します。
優しく甘やかした声では、今自分がしていることがだめなことだと実感できず、いたずらをやめません。
その場でやめたところで、またそのうちやりますが。
低い声のトーンのほうが怖い印象を与えるのは人間も同じで、特に赤ちゃんは母親のような高い声の方が安心感を感じます。
猫もオスメスに関わらず、人間の女性の高い声の方を好む傾向があり、「猫は女好き」と言われています。
言葉を覚えさせる
単語で覚えさせる
猫は文章のような長い言葉は覚えられません。
動物が鳴く時は「ワン」「ニャー」など単発の短い言葉であるように、単語でのコミュニケーションが有効であり、何十通りもの単語を覚えることが出来ると言われています。
長い文章の中に「ごはん」など覚えているキーワードがあればその部分を聞き取って解釈しています。
シチュエーションと組み合わせる
決まったワードやアクションに、シチュエーションを組み合わせることによってその言葉を学習させることができます。
よくある例では、ごはんを与える前に「ごはん」や「ちゅーる」といったワードを聞かせていると、その言葉が出た=食事の時間だ、と認識します。
猫に対して何かアクションをする前に決まったワードで声をかけることを習慣にすると、
・ごはんのとき
・叱るとき
・遊んであげるとき など、
また、猫には関係ないけど人間が何かをする時にも声をかけてあげると、「あ、いまからこいつはこれをするんだな」と認識します。顔はわれ関せずの感じですが。
・出かけるとき
・寝るとき
・お風呂に入るとき
特に外に出かけて長時間家を空ける時は、急にいなくなるより安心感を与えてあげられます。
さいごに
言葉は通じなくとも、話しかけることは愛猫との大事なコミュニケーションです。
猫が言葉を理解しているということを思いつつ、毎日愛情を持って話しかけてあげましょう。
以上です。

おじさんの一人暮らしで声を発する勇気
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